![電子書籍出版事例:HSPの会社員が自分らしく楽に働くためのトリセツ](https://varrett.jp/wp-content/uploads/2021/09/hsp-1024x640.jpg)
HSPの会社員が自分らしく楽に働くトリセツ
「なんでこんなに社会って生きづらいんだろう…」
「これって自分だけ?」
いいえ、生きづらさを感じているのはあなただけではありません。
最近になり、「繊細すぎる人たち」「繊細さん」ということで、HSPの人たちのことが取り上げられるようになってきました。5人に1人いるというのですから、決して少ない数ではないと思います。
HSPの人たちを含め、「生きづらさ」を感じている人はもっと多いことでしょう。
周りの友人に相談したとしても、あまり共感されないことも悩みを大きくします。
なぜなら、繊細さんに取っては、すごくストレスな音や空間があったとしても、繊細さん以外の人は何とも思わないことが多いからです。
そんな「生きづらさ」を抱えている人が、「生きづらさ」を越えて、「生きやすくなる」ための書籍です。
申し遅れましたが、私は臨床心理士、かつ公認心理師のあいと申します。心理のお仕事を20年ほど続けてきました。医療保健、教育、福祉、産業の分野で、1500人ほどの相談にのってきました。
HSPは、心理学上の概念であって、病気や障害ではありません。
生まれ持ったひとつの「気質」「特徴」のことです。
具体的には、 ・ほんの少しの刺激にも敏感で反応しやすい・人の感情に共感し、影響を受けやすい・感受性がとても豊かだが、それゆえに不安になりやすいなどの特徴を持っています。
HSPのうちの3割は、繊細さを持ちながらも、未知のものに対する好奇心を持ち合わせ、「刺激を求める(HSS:High Sensation Seeking)」タイプと言われています。
HSPを含む「生きづらさ」を抱える人は、自分が「少数派」であるがゆえに「みんなと同じ」にはなかなか振る舞えず、それゆえに「生きづらい」と感じてしまいます。
HSPの感覚過敏、気がつきすぎるところ、先回りしてしまうところ、本音を押し殺してしまうところが、HSPを苦しめてしまっている現状があります。
そして、HSPそのものではないけれど、その周辺の障害や状態を呈している人もまた、一部共通する「生きづらさ」を抱えていると考えられます。
そんなHSPにも、「繊細だから感じられるものがある」「気配りが上手」「芸術などを深く味わうことができる」「興味を持ったらとことんハマれる」といった強み・長所があります。
そして、その強み・長所を持ち、それを押し殺すことなく上手に表現していくことができれば、「生きづらい」あなたも「生きやすく」なっていくでしょう。
この書籍が、あなたにほんの少しでも元気を与えられたなら、「心の専門家」として大変嬉しいことです。
不安が軽くなり、心と身体が休まるようになれば、日常の景色も違って見えるはずです。
あなたの日々の気持ちを、働きにくいと感じている職場での感情を、明るく変える良いきっかけになればいいなと思っています!